FANCY DANCE
1980年代・・・その頃はケータイも、ネットもラインも、チケピもローチケもなかった。
そう・・・電話なんて固定電話に公衆電話。IT産業などほとんどない、
ググることもできなかったけれど、音楽、ファッション、映画と、
次々花開く新しいアート文化に、次々創刊される科学雑誌やファッション誌と、
フラクタル的に広がる情報にさらされた当時の若者たちにとって、
目を見張るほど刺激的な毎日だった。
漫画「ファンシイダンス」はそんな時代に誕生しました。
80年代の魅力満載のお坊さんライフ コメディーのこの作品が
この度白泉社の電子書籍に加わりました!
誘惑あふれる都会での学生生活、おまけに素敵な彼女への募る心と
オシャレには不要と隠した知性を袈裟に包み、
シティーボーイを気取る悩める青年僧 陽平の、煩悩弾ける物語。
この機会にどうぞお楽しみください!
『プチ フラワー』(小学館) ‘84年6月号〜’90年7月号まで連載。単行本全9巻完結。「ファンシイダンス」1〜5巻(小学館文庫)発売中
‘89年第34回小学館漫画賞受賞。同‘89年に映画化。主演本木雅弘 監督周防正行 大映
それもそのはず、実はお寺の跡取り息子。
80年代のオシャレな女子たちに「ダ・サーイ!」
なんて言われたくない。
理想と現実のギャッブに人知れず、あ・かるく
苦悩する陽平の、将来剃髪する身に高嶺の花の
彼女は、ライバルバンドのリーダ甲田ー硫一の
元カノ赤石真朱。
ストイックな2人の心は燃え上がったまま、
無情にも陽平は山深い修行道場へと旅立った
・・・。
蝶ネクタイにサスペンダー。
半ズボンにフリルのソックス。
学業も就活も、遊びも恋愛もファッションよ!
と豪語するのは、オシャレで愉快なロックバンド
「フラミンゴウズ」のベース&ヴォーカルの塩野陽平。
身長175センチのイケメン好青年。
キャンパスを出れば、歌に踊りにお洒落にデイトに
青春をを謳歌できるはず・・・。
ところが部屋に戻ると何故か一人で写経に座禅の
毎日・・・。
3 cups
Blueberries